ピロリ菌の除菌治療は、薬を服用して行います。治療は保険が適用されます。以前は、胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気が確認された場合のみでしたが、現在では、萎縮性胃炎や慢性胃炎が確認された時点で、保険を利用することが可能です。
治療は「1次治療」と「2次治療」があり、どちらも抗菌薬と胃酸をおさえる薬を、朝晩の食事後に服用して行います。
1次治療で除菌できなかった場合は、薬の種類を変えて2次治療を行います。2次治療でほとんどの場合は除菌が完了しますが、それでも除菌できなかった場合は、3次治療へと移行します。(3次治療からは保険は適用できませんので、自費診療となります)